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用語解説

緒川家

飛騨出身の隠忍の末裔。

かつて緒川一族は、
まだ木下藤吉郎と呼ばれていた頃の豊臣秀吉に仕えており、
関ヶ原の合戦以降、その姿を消すが、
明治維新の後、日本政府に仕えることとなった。
以来、国家転覆を企てる国内外の敵と戦い、退けてきた経緯がある。

先代頭領、緒川國電(おがわくにみつ)の没後、
その家督は、緒川三兄弟の長兄である総司(そうじ)が引継ぎ、一族を統率。
次兄である慎次は、その才を買われて政府直属のエージェントとなる。
末弟である捨犬(すていぬ)は、
遺産を含む、一切の奥義継承を行わないことを条件に古い因習に縛られない自由を獲得。
現在は、新宿歌舞伎町のホストクラブ「絶対隷奴(アブソリュートゼロ)」に勤務し、
No.4ホスト亜蘭として、やはり夜の闇に生きている。

風鳴 翼が駆使する「影縫い」は本来、
撃ち放たれた銃弾にて相手の影を縫い止め、行動を封じるという
緒川慎次が得意とする現代忍法のひとつであるが、
その利便性に惚れ込んだ翼は、3年の歳月をかけて会得したのであった。