#12 大好きの、その一言さえも届かない天地に擦過する女神の刃。 もつれた想いが綾となり、見通せないのが現実だとしても、 二人はただ調べ歌い、錯綜する世界を伐リ刻み、切り刻む。 本気の偽善と本気の嘘。鏡合わせの想いはついに対峙して血を流す。 裸で叫ぶその歌に、この星の明日はまだ――生きるのを諦めない。